VirtualBox上でスタンドアロン状態のWin98SEにファイルを渡す方法

VirtualBox上でスタンドアロン状態のWin98SEにファイルを渡す方法

はじめに

昔のゲームをやるためにVirtualBoxにWin98SEの環境を作成した際、 セキュリティ的にネットワークには繋ぎたくなかったので、ネットワークカードは無しのスタンドアロン状態にしました。 その為、ゲームに必要なライブラリ等があっても、ネットワーク経由ではコピーが出来ません。 そこで、VirtualBoxの仮想メディアマネージャーを使用し、特定のフォルダ配下を仮想光学ディスクと認識されるように設定し、 これをマウントすることで、ファイルのコピーをできるようにしたので、その備忘録を残しておきます。

環境

ホスト
Windows 10 Pro 64bit (1903)
VirtualBox 6.1.4

ゲストOS
Windows 98SE

手順

VirtualBox マネージャーから、仮想メディアマネージャを起動 -> 光学ディスクのタブを選択 -> 作成ボタンを押下し、VISOクリエイターを起動します。

構成ボタンを押下し、任意の名前(VISO名)を入力 -> 仮想光学ディスクにしたいフォルダを選択 -> 選択したファイルオブジェクトをVISOに追加する -> OKで仮想光学ディスクとして追加されます。

あとは、ゲストマシンの光学ディスクに作成した仮想光学ディスクを設定すればよいです。先程、TempというVISO名で、フォルダ名Tempを設定したので、以下のようにゲストOSで見えるようになります。

別のファイルをコピーしたい場合は、新たに仮想光学ディスクを作成する必要はなく、一度ゲストからアンマウントしてから、 フォルダの中身を差し替えて、マウントし直せば良いです。